【初心者向け】

一年草は冬には枯れてしまうので、補助材にステンレス製のワイヤーやネットを使う必要は なく園芸用のロープやネットでも充分です。 本格的に補助材を使った壁面緑化はかなりコストが掛かりますが、ロープやネットだけなら 費用は数千円しか掛かりません。 一般家庭で壁面緑化を始めるなら、最初はまず費用のそれほどかからないゴーヤなど一年草 から試してみるのもお勧めです。 一年草の巻つる性植物にはゴーヤだけでなく、ヘチマや朝顔など馴染の深い植物もあるので、 気軽にチャレンジすることが出来るでしょう。
【ゴーヤ】
ゴ-ヤは瓜科の一年生草花でつる性植物です。 原産はインドですが、沖縄を代表する野菜となっています。 花期は7~9月、結実期は8~10月です。 24℃~25℃で発芽し、雌雄別花で黄色い花を咲かせます。 地植えだけでなくプランターを利用した小規模栽培も可能で、害虫にも強く日本の広い範囲 で栽培されており、実や葉、茎も食用に出来ます。
【ヘチマ】
ヘチマは瓜科の一年生草花で、つる性植物です。 原産はインドで江戸時代に日本に渡来したと言われています。 花期は7~9月で結実期は9~10月になります。 若い実は食用になりますが、成熟した果実はタワシに用いられます。 またヘチマ水は、化粧水や民間薬としても使われています。
【朝顔】
朝顔はヒルガオ科の一年生草花でつる性植物です。 種まきは気温が上がる5月に行われ、花期は7~9月になります。 原産は熱帯・亜熱帯ヒマラヤ高原で、日本朝顔と西洋朝顔の二つに分類され、日本朝顔は 巨大輪で直径20cm以上になることもあります。 西洋朝顔は遅咲きで花はそれほど大きくありませんが、蔦が長く生垣によく利用されます。