常緑の多年草なら一年中緑が続きます

壁面緑化で使う植物は、一年を通して緑がある常緑の多年草を使うことが一般的です。 冬に葉が全て落ちてしまうことがないので外観を損なうことがなく、落ち葉掃除などのメンテナンスも楽です。
【ヘデラ】
ヘデラはウコギ科の常緑で、アイビーとの愛称もあるつる性低木の植物です。 日向を好みますが真夏の直射日光は苦手で、日影でも一応育てる事は出来ますが、育成状態 は悪くなってしまいます。 種類は500種類以上あり、寒さには強いのが特徴です。
【カロライナ】
カロライナはマチン科の常緑でつる性低木の植物です。 花期は4~7月で香りの良い黄色い花を咲かせます。 花の香りがジャスミンに似ていますが、毒性があるので注意が必要です。 暑さには強く寒さにも耐えますが、日当りが良く肥えた土壌を好みます。
【ツキヌキニンドウ】
ツキヌキニンドウは漢字で突抜忍冬とも表記される、スイカズラ科の半常緑で、つる性低木 の植物です。 花期は5月~9月と長く開花後は外側がオレンジ色、内側が黄色の花を咲かせます。 日向を好み暑さにも強く、耐寒性もある植物です。 しかし寒さが厳しい地域だと落葉してしまいます。
【テイカカズラ】
テイカカズラはキョウチクトウ科の常緑でつる性低木の植物です。 本州・九州の温暖な地域に分布しており、花期は5~6月で香りの良い白い花を沢山付け、 冬季には美しく紅葉します。 日影でも育ちますが、花の付きは悪くなります。
【キヅタ】
キヅタはウコギ科の常緑でつる性木本の植物です。 主に沖縄、九州、四国など温暖な地域に分布しています。 花期は10~11月で、結実期は翌年の春になります。 花期の秋には黄緑色の小さな花を付け、翌春に黒い実が熟します。 夏蔦と比べて茎が木に近いので木蔦、常緑で冬も落葉しないので冬蔦とも呼ばれます。